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【50mm F1.2 GMレビュー&作例】祝!カメラグランプリ2022レンズ賞

50mm-F1.2GMレビュー

今回はSonyの純正レンズ、FE 50mm F1.2 GMをレビューします。

最初にFE 50mm F1.2 GMの結論
空気感まで取り込める雰囲気重視のレンズであり、肉眼で見える世界よりも印象的に空間を切り取れる特別な一本だと感じました!

以降、なぜ上記「結論」に至ったのかについてお伝えいたします。

また、本レンズはなんでもできる万能レンズというわけでもありません。

むしろできないことの方が多いレンズとも言えます。

ということで、使って感じた弱点も詳しく紹介します。

本レンズは、カメラグランプリ2022レンズ賞を受賞したレンズでもあります。

それもあり、改めて本レンズが気になっている人も多いと思います。

Sony最高峰のレンズです!是非最後までご覧ください。

FE 50mm F1.2GMの特徴

50mm-F1.2GM特徴

それでは、最初に本レンズの特徴を紹介します。

それは、Sony純正のGMレンズであり、且つ開放F値がF1.2であることです。

GMレンズとは、GマスターレンズでありSonyの中でも最上級の品質が保証されたレンズです。

通常品質は無印、それより上の品質はGレンズとして「G」の刻印があります。

50mm-F1.2GM刻印

そして、そのマスタークラスとしてGMレンズがあり、機体には赤の下地で刻印があります。

本レンズはそのGMレンズであるのですが、その中でも唯一開放F値がF1.2であるのも特徴です。

24mm F1.4 GMや85mm F1.4 GMはその名の通り開放F値が1.4です。

そして、それを超える開放F値は、本レンズしかありません。

50mm-F1.2GM作例

すなわち、一番ボケ味のある写真や映像が撮れるレンズとなるのです。

Sony最高品質のGMレンズであり、更には開放F値が唯一のF1.2ということで空気感すらも写真や映像に閉じ込められるレンズとなっているのです。

私のカメラ用途としては、写真よりも動画がメインとなります。

そのため、そこまでボケ味は重要視していませんでした。

ですが、実際に本レンズを使ってみると、動画でも非常に印象的な映像が撮れるなと感じました。

50mm-F1.2GM街中作例

少し大袈裟ですが、このレンズを使うと日常が映画っぽくなる気がしました。

もちろん、写真においてもそのパフォーマンスは発揮されます。

特別な瞬間でなくとも全てが特別に思えるような、そんなレンズに感じました。

FE 50mm F1.2 GMの弱点

50mm-F1.2GM弱点

このように、とても素晴らしいレンズではあると思うのですが、 冒頭でもお伝えした通りなんでもできるレンズというわけではありません

ということで、次より本レンズの弱点を3点ご紹介します。

ズームは一切できない

まず第一にですが、本レンズは50mmの単焦点レンズとなります。

そのため、ズームは一切できません。

ズームができれば、自身は動かずとも都合のいい部分を切り取れますが、本レンズはご自身の足で寄ったり引いたりしなければいけません

物理的に近づいたり遠ざかったりできる環境なら良いですが、そうではない場所も多いはずです。

そうなってしまった場合、単焦点では望む画角が作れずヤキモキするでしょう。

単焦点なのに重たい

50mm-F1.2GM重たい

第二にですが、本レンズは単焦点レンズであるものの778gとそこそこ重たいです。

尚、こちらはレンズフィルターなどを装着しているため、それ以上となっています。

単焦点レンズで約800gは、Sony純正の中でもヘビー級です。

先ほどお話しした通り唯一のGM且つF1.2ですので、中身も詰まっているのでしょう。

ただ、単焦点レンズは一般的にはズーム機構がないため軽くなりがち。

結果、そのイメージで撮影しようとすると、痛い目に遭うかもしれません。

50mm-F1.2GMジンバル運用

具体的には、このような小型ジンバルには載せることができません

単焦点レンズであったとしても大型のジンバル運用が強いられること、覚悟しましょう。

お値段がとても高価

第三にSonyの中でも唯一無二のレンズということで、 お値段もとても高価です。

3年保証が付きますが、ソニーストアで購入すると約28万円です。

10%オフのクーポンがあったとしても25万円程度ですので、とてもエクスペンシブです。

50mm-F1.2GM高い

勿論その価値はあると思うのですが、レンズ単体で25万円は身構えるものです。

おすすめできるレンズですが、カメラ初心者の人は手を出しにくいレンズでもあります。

FE 50mm F1.2 GMのレビュー総括

ここまでの内容を踏まえ、本レンズを総括します。

カメラグランプリ2022レンズ賞を受賞するだけあって、素晴らしいレンズです。

ただ、これはどんな分野でもそうですが、有識者の評価と世間の評価が一致するかというと必ずしもそうではありません。

具体的には、本レンズはズームもできなければ50mmの単焦点レンズでもあるため、 広角にも撮れません

自撮りなどVlog撮影しようと思っても、非現実的です。

その上、フルサイズミラーレスカメラ本体が買えてしまえるほどの値段とあって購入ハードルは相当に高いです。

50mm-F1.2GM作例猫

ただし、切り取れる空間は一級品です。

私は今まで多くのレンズをレビューしましたが、その中においても最高のクオリティだと思います。

カメラ本体に依存せず、レンズだけで撮れるもののクオリティがここまで上がるのか!と驚きました。

ズームができないので構図作りは大変でしょうが、ご自身でハマる構図を作れてしまえば 印象的な画作りができるはずです。

50mm-F1.2GM 猫

私自身、カメラ初心者に毛が生えたようなものですが、GMクオリティ+F1.2マジックにより、 カメラが上手くなった気にさせてもらいました

ということもあって、写真や動画を撮っていても他のレンズよりテンションは爆上がりでした。

なんでも印象的に切り取る本レンズは、テーブルフォトやお子さんお孫さんの撮影、ペットの撮影にも向いているでしょう。

更には、これで映画なんて撮ったらとても素敵だろうな!と思いました。

お値段はネックですが、是非一度試していただきたいレンズとなります。

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