今回は、株式会社BAHHA(バッハ)より発売されておりますワーキングチェア「EleWarming(エレウォーミング)」を紹介します。
- EleWarmingの特徴
- 実際に使って感じた良い点
- 残念に感じた点
- 他のワーキングチェアと比べた座り心地
- どのような人におすすめなのか?
オフィス用やテレワーク用のワーキングチェアを探している人は勿論、防寒用の商品を探している人は、ぜひ最後までご覧ください。
EleWarmingの特徴
まず最初に、本商品の特徴を簡単に紹介します。
- 座面のヒーターにより体が直接温まる
- 1日15時間ほど使用した場合でも、電気代は約4.5円と経済的
- CO2削減にも寄与するので、とてもエコでSDGsなプロダクト
- オフィスなど夏場の過度な冷房に悩む人にも◎
エアコンとの電気代比較
EleWarmingは、1日15時間ほど使用した場合でも電気代は約4.5円と経済的。
暖房利用時のエアコン1時間あたりのコストが約12〜13円とのことですので、同じようにエアコンを15時間使ったとした場合、1日188円となります。
EleWarming=4.5円 対 エアコン=188円と考えると、EleWarmingがどれだけ経済的か分かると思います。
イス1つでも経済的=オフィス用としてまとめて導入した場合、更なる経済効果が生まれます。100人規模のオフィスであれば、その効果は年間220万円の削減になるそうです。
夏場でも活躍
また本商品は冬だけでなく、環境によっては夏場の過度な冷房に悩む方にも有効です。
直接イスのヒーターが体を温めてくれるので、職場やご家庭で軋轢を生まず冷え対策ができるのも嬉しいポイントでしょう。
EleWarmingの使い方と使用感
さて、ここからは使い方と使用感について説明します。
使い方は至ってシンプル。
EleWarmingに付属するUSB Type-Aのケーブルに、モバイルバッテリーやPCを直接繋げるとじんわり温かくなります。
繋げて1〜2分ほどで、しっかり熱を感じるようになります。
本商品にスイッチはなく、温度調整機能もありません。
USB Type-Aに繋げるだけで程よい温度まで上がりキープしてくれます。
ちなみに、イスにはモバイルバッテリーを収納するポケットがあります。
モバイルバッテリー使用の際も、置き場所に困ることはありません。
高さ調整とリクライニングについて
椅子の下にはレバーが二つあります。
ひとつは高さ調整レバー。
こちらを上げることで座面の高さ調整が可能です。
もう一つは、リクライニング機能のストッパーレバー。
レバーが奥にある状態だと自重でリクライニング調整が可能となり、手前にするとリクライニングが固定されます。
- 背筋が伸びる1番手前のモード
- 足を伸ばしてリラックスしたい時に使える1番角度のあるモード
- 上記2つの中間に位置するモード
肘掛けについて
肘掛けは「あり」と「なし」が選べます。
PC作業時に補佐してくれるアームレストというよりは、座り直したり立ち上がったりする際の手すりとして使うことになるでしょう。
とてもコンパクトで主張が少ない分、肘掛けがあってもすっきりしたシルエットです。
キャスターの動きが滑らかで使いやすい分、肘掛けがないと姿勢を直したり立ち上がりにくい印象があります。
後付けも可能なようですが、私は最初から肘掛けがあった方が良いと思いました。
ちなみに、この肘掛けは簡易的なハンガーにもなり、ジャケットやコートをかけるのにも便利です。
使って感じた良い点・悪い点
さて、ここからは実際に使って感じた良い点・悪い点を紹介します。
- とてもコンパクトであること
- クッションがしっかりしていて、万人向けの座り心地
- USBがType-Aであること
- モバイルバッテリーだとすぐに運転が止まってしまう
良い点1:コンパクト
EleWarmingは、ワーキングチェアの中でもコンパクト且つシックなデザイン。
主張が強いイスではないため、テレワークでお仕事をされている人も、プライベート空間が「仕事ばかり」とならないので、おすすめです。
またコンパクトということで、収納も楽です。
このように大きなワーキングチェアの場合、デスク下に収めることはできませんが、EleWarmingならデスク下にスッと入ります。
そのこともあり、プライベート空間で仕事を想起させにくいというのもあると思います。
良い点2:座り心地
座り心地に関しても良いです。
私はこのように、複数のワーキングチェアを使っています。
それぞれ、構造が他のメーカーにはない個性豊かものとなっており、それらと比べるとEleWarmingの作りはシンプルなものと言えます。
ただ、シンプル故に座り心地は癖がなく万人向けとなっています。
クッションも充分な弾力があり、長時間使っても疲れにくいです。
良い点3:ヒーター機能
そして、肝心のヒーター機能についても満足のいくものでした。
モバイルバッテリーやPCに繋げると1〜2分で温かくなります。
当然火傷するほど熱くなることはなく、程よい温かさが続きます。
私は関東に住んでいるのですが、12月・1月と使ってエアコンは一切付けずに過ごせています。
当然、寒さの厳しい地域だとEleWarmingのみで過ごすのは厳しいでしょう。ですが、比較的寒くない地域であれば、人によってはこれだけで充分!と感じるくらいに温かく過ごせるはずです。
それでは、続いて実際に使って感じた残念な点を紹介します。
致命的な点はなかったものの、私は2つほどありました。
残念な点1:USB Type-Aであること
まず1つ目ですが、EleWarmingから伸びるケーブルはUSB Type-Aとなっています。
最近のモバイルバッテリーだと、USB Type-Cしか搭載していない商品も増えてきたと思います。
またPCから給電しようにも、モバイルバッテリー同様、USB Type-Cしか使えないものも多いと思います。
となると、Type-AからType-Cに変換するためのアダプターが必須となります。
ということで、個人的にはUSB Type-Cであったなら、もっと使い勝手は良かったのにな、と感じてしまいました。
残念な点2:モバイルバッテリー時の稼働時間
続いてモバイルバッテリー使用時のヒーター稼働時間ですが、充電容量10,000mAhのモバイルバッテリーの場合、3時間半ほどしか稼働しませんでした。
3回検証した結果、3回全て約3時間半で100%から0%になりました。
ヒーターが動いているので電力消費量も多いのでしょうが、仮にPCやUSB Type-Aのプラグがない環境だと、10,000mAh以下のモバイルバッテリーの場合、長時間稼働は難しい点、注意が必要です。
EleWarmingはどのような人におすすめか?
端的に言いますと、エアコンや電気ストーブなど暖房器具を使うと「頭が痛くなってしまう」人には、断然おすすめとなります。
実は私も過度な暖房が苦手です。
年末年始、実家に帰ったのですがエアコンと電気ストーブが同時についていたこともあり、頭がボーッとしてしまいました。
実家にも仕事を持ち帰ってしまったため、その環境で作業せざるを得なかったのですが、とても大変でした。゚(゚´ω`゚)゚。ヒー
また、座面のヒーターが直接体を温めてくれるため、換気で少し窓を開けるくらいなら寒さにも充分に耐えられます。
過度な暖房が苦手で少し換気をしたい!と思っても、エアコンや電気ストーブは直接身体を温めてくれる訳ではないので厳しいですよね。
それが、EleWarmingなら冬場でも換気ができるのです。
勿論、お住まいの環境によって出来る出来ないあると思いますが、関東周辺やそれより寒さが厳しくない場所なら、冬場の換気も大丈夫だと思います。
他にも、じんわり体を温めてくれるため冷え性の人にも良いと思います。
EleWarmingを総括
EleWarmingは、座面のヒーターが直接体を温めてくれるワーキングチェアとなります。
エアコンと比べても経済的で、更にエコな商品でした。
デザインもシンプル且つコンパクト、家に置いてもプライベート空間を邪魔するような強い主張がありません。
また、黒で統一されたデザインはシックで場所を選びません。
肘掛けの有無は任意ですが、個人的にはあった方が座り直したり立ち上がりやすかったりで良いと思いました。
クッションもしっかりしており、個人的には座り心地は良いと感じました。
肝心のヒーター機能も優秀で、関東在住の私の場合、12月1月と2ヶ月間の利用期間中は他の暖房要らずで過ごせました。
残念な点としてUSB Type-Aである点や、10,000mAhのモバイルバッテリーだと長時間使えないとお伝えしましたが、反面PCへの接続や、変換アダプターの利用でそれらの課題は解消されます。
このように残念と言っても解決策があるので、そこまで致命的ではないでしょう。
尚、本商品の電源出力は5V2Aが推奨となります。それ以下の場合、温まりにくくなる可能性があるようです。また、ノートPCでの使用も温かくなりにくいとのことでした。
と言うことで、メーカー非推奨にはなるかと思いますが、私の環境MacBookPro16インチ2019年モデルの場合、それでも充分に温かく感じました。
過度な暖房が苦手な人におすすめ
▼関連記事
座面のヒーターが体を温めてくれるイス=過度な暖房で頭が痛くなる人には、とてもおすすめです