今回はFEZiBO(フィジボー)の電動昇降デスクをレビューします。
電動昇降デスクだとFlexispotさんが有名ですが、どんなに安くても4〜5万円はします。
対してFEZiBOの本商品は一番安いサイズで1万円台からあり、160cm幅のデスクでも2万円前半となっています。
安いだけあって実用性に劣るのでは?と心配する人もいると思いますが、安定性などを含め十分に使えるデスクでした。
ということで、以後本商品のスペックから使って感じたメリットとデメリット、そして組み立て方について詳しく紹介したいと思います。
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FEZiBO電動昇降デスク:基本スペック
それでは、最初に本商品の基本スペックを紹介します。
- 昇降範囲=実寸69cmから118cm
- サイズ=100cm/120cm/140cm/160cmの4種類
- 奥行き=全種類共通で60cm
- 天板の種類=ブラウン/ブラック/ホワイト/竹/4種から選択
- デスクの対荷重=70kg
- 配線穴=左右に一つずつ
- 表面の加工=水や汚れに強いメラニン加工
- キャスター=付属
私が選んだタイプは天板の横幅160cm、色はブラウンとなります。
俯瞰撮影をしていてもデスクが良い味を出していて、個人的に気に入っています。
尚、競合の電動昇降デスクの中には、対荷重が100kgを超えるモデルもありますが、PCやモニターその他一般的なものであれば70kgでも十分だと思います。
動作音(昇降時の音について)
昇降時の音ですが、静音性はとても優れています。
真夜中、集合住宅で高さ調整をしたとしても全く気にならないレベルです。
FEZiBOの各種ボタン機能について
昇降ボタンは上がる下がるはもちろん、任意の高さを記憶させておけるメモリー機能があり、4つまで記憶させられます。
また、お子さんなどが誤って操作しないように1番・2番の長押しで設定と解除ができるロック機能があります。
尚、昇降時に障害物を感知したら止まるセーフティー機能もあるのですが、上方向への衝突防止機能は確認できたものの、下方向はうまいこと止まってくれませんでした。
→本件をメーカーさんに相談したところ、新しいパーツを送ってもらえることになりました。
ちなみにメーカーさんにいただいた動画なのですが、セーフティがしっかり動くとこのように止まるようです(実際の動画は、こちらのFEZiBOを紹介したYouTube動画からご確認いただけます)。
動作不備があったのは残念でしたが、メーカーさんは早急に対応してくださいましたので、その点は安心できました。
キャスターについて
頻繁にデスク移動をする人のためにキャスターも同封されていました。
ただしキャスターをつけると先ほどの昇降範囲がキャスター分高くなってしまうので、特に小柄な人は注意が必要です。
FEZiBO電動昇降デスクのメリット
それでは、次に本商品のメリット4点を紹介します。
- フィットネスバイクを漕ぎながら仕事ができる
- デスク裏の配線がしやすい
- 物撮りがしやすい
- マイクが使いやすくなる
と言いましても、これはFEZiBOの電動昇降デスクのメリットというよりは、電動昇降デスク全体のメリットとなります。
ただ、これらメリットを他社の電動昇降デスクよりもかなりお得に受けられるというのがFEZiBOの魅力となりますので、以下よりお伝えします。
メリット1:フィットネスバイクを漕ぎながら仕事ができる
まず一つ目ですが、フィットネスバイクを漕ぎながら仕事ができるようになります。
こちらの商品のようにハンドルのないフィットネスバイクであれば、漕ぎながらデスクワークできます。
高さを変えられない普通のデスクだと、バイクを漕ぎながら仕事をするというのは現実的ではありません。
それが本商品なら気軽に高さを変えられますので、運動しながら作業したい時には高くし、集中して仕事をしたい時には低くすれば良いのです。
また先ほども紹介したメモリー機能があるので、一度設定してしまえばワンプッシュで座り仕事用とエアロバイク用に切り替えられます。
私はFEZiBOを導入したことで、テレワーク中は1日平均15キロほど走りながら仕事をしているのですが、発汗量も多くなり運動不足が解消できています。
尚、私はフィットネスバイクを選びましたが、人によってはウォーキングマシンでもながら運動ができると思います。
バイクとウォーキングマシンで悩んだのですが、静音性の観点から私はエアロバイクを選びました。
メリット2:デスク裏の配線がしやすい
二つ目のメリットですが、デスク裏の配線がしやすくなりました。
それまで高さを変えられないデスクをメインにしていたので、デスク裏の配線を変える際、体を屈めて作業をしなければなりませんでした。
これが本当に辛く新しいデスク周りのガジェットを調達したとしても、配線が億劫で放置しがちになっていました。
それが本商品をメインデスクにしたことによって、椅子に座りながら配線回りを変えられるようになったのでとても楽です。
デスクガジェットを頻繁に入れ替える人も多くはないと思いますが、それでも数年に1回は出てくる作業だと思います。
配線周りを頻繁に変える人は、大きなメリットになると思います。
メリット3:俯瞰撮影がしやすい
続いて三つ目のメリットですが、それは俯瞰撮影がしやすいという点です。
これは私のようなガジェット系YouTuberさんやフリマアプリに出展する人に限った話になってしまうと思いますが、デスク上で俯瞰撮影をする際、デスクの高さを電動で変えられるので気軽に画角調整できます。
それまでは三脚の高さを変えて調整していたのですが、こちらは手動の調整でした。
対して、電動昇降デスクならボタン一つで高さが変えられるので楽に調整できるのです。
私と同じようにデスク上で俯瞰撮影をすることが多い人は、大きな恩恵を得られると思います。
メリット4:マイクが使いやすくなる
そして最後の4つ目ですが、それはマイクが使いやすくなる点です。
これも私のようなガジェットYouTuberさんや一部の人限定のメリットになってしまうと思いますが、デスクの高さを自由に変えられるので、ナレーション収録もスタンディングでできます。
それまでは高さを変えられないデスクでやっていたので、常に座っての音声収録でした。
それが立って収録できるようになったので、声の通りも良くなりナレーション収録時間が縮まりました。
ナレーションを多用するYouTuberさんや、クラウドソーシングなどでナレーションを受注している人、そして宅録環境で仮歌を入れているアーティストさんなどもスタンディングで収録できるようになるメリットはあると思います。
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FEZiBO電動昇降デスク:デメリット
さて、ここまでは基本スペックやメリットを紹介しましたが、次より実際に使って感じたデメリットを紹介したいと思います。
一つ目は奥行きが60cmしかないこと、そして二つ目は天板が2枚に割れていることとなります。
デメリット1:奥行きが60cmしかない
一つ目の奥行き60cmしかない点ですが、前提60cmが特別短い訳ではありません。
なのですが、それまで私は奥行き70cmのデスクを使っていたため、どうしても短く感じてしまうのです。
例えばモニターを設置するにしても、それまでより10cm手前に置かなければならなくなりますので、見え方や目への負担が変わってきます。
そういった点で、今まで奥行き60cm以上のデスクを使っていた人の場合は、使いにくいと感じることでしょう。
ただ、この点に関しては回避策があります。
本商品はこのようにモニターアームが使えますので、デスクの奥行きをはみ出してモニターを設置できるのです。
このようにアームを併用することで、目への負担や見え方が変わってくる問題は回避できます。
実際にFEZiBOを使ってみて奥行きが足りないなと感じたら、モニターアームを導入することをおすすめします。
デメリット2:天板が2枚に割れている
二つ目のデメリット、天板が2枚に割れている点ですが、本商品は一枚天板ではなく分割された天板を採用しています。
そのため、天板のつなぎめがこのようにはっきりわかってしまいます。
天板の端は、下が透けて見えるほどです。
この辺りの作りは、正直値段なりのものだなと感じてしまいました。
ただ、とはいってもいつもデスクの端っこに目をやる訳ではないですし、デスク中央部分には、このようなデスクマットを置くことで つなぎめは全くわからなくなります。
ブラウンの天板と、このフェルトデスクマットの相性も個人的にはとても気に入っています。
購入後、組み立ててみて繋ぎ目が気になるようでしたら、デスクマットを購入してみることをお勧めします。
FEZiBO電動昇降デスクの総括
ここまでの内容を総括します。
本商品は、天板の奥行きが60cmと少し短めでしたり、天板が2枚に分割されているといったデメリットもありますが、反面、それ以外の要素で言うと他の電動昇降デスクと比べても必要十分な機能が備わっています。
そのためデスクワーク中にも運動できますし、デスク下の配線を繋ぎ直すのもとても楽です。
それら魅力がありながらもお値段が最小で1万円台からと非常にコストパフォーマンスの優れた商品となります。
お得に電動昇降デスクを試してみたいと思っている人は、本商品の購入を検討してみてはいかがでしょうか?
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奥行き60cmしかないこと・天板が2分割構造であることを許容できればコスパ的にかなり優れた電動昇降デスクとなります。