Ankerから発売されておりますインナーイヤー型ワイヤレスイヤフォン Soundcore Life Note 3Sをレビューします。
私は過去にAppleのAirPods Proを使っていたことがあるのですが、耳に押し込むカナル型が合わなかったのか耳から液が流れたり、激痛に襲われたりと散々でした。
耳鼻科で診てもらった結果、外耳炎と診断されAirPods Proは手放したのですが それ以来、耳に押し込まないインナーイヤー型を使っています。
今回は、先代のSOUNDPEATSのイヤフォンが2年ほどで壊れてしまったため新しいインナーイヤーイヤフォンを新調した次第です。
以後、本動画では購入したSoundcore Life Note 3Sの使い勝手や良い点・悪い点のレビューは勿論、他商品と比べ何故こちらを購入したのかについて紹介します。
カナル型が苦手な人や、コスパの良いイヤフォンを探している人は是非最後までご覧ください。
Soundcore Life Note 3Sのカタログスペック
まず最初にですが、Soundcore Life Note 3Sのスペックを簡単にまとめます。
上記特徴を持ち合わせながら6,000円を切る価格ということで、かなりコストパフォーマンスに優れた商品だと言えます。
カタログスペックの検証
それでは、ここで紹介したスペックが本当なのか実際に検証してみましょう。
インナーイヤー型イヤフォンですので、実際に長時間使用でも疲れませんでした。
13mmの大型ドライバーは、確かに低音中心に迫力ある音を聴かせてくれます。
Soundcore Life Note 3Sのマイク音声は、問題なくオンライン会議などで使えるレベルにあると思いました。
本体のみで5時間使えるか音楽を流しっぱなしにしてみたところ、iPhoneの無音状態から4段階目くらいの小さめの音量で使っていたからかもしれませんが、5時間強使ってやっとbattery lowのアナウンス、その後何度かbattery lowのアナウンスを繰り返し…
ついに6時間25分後に左側のバッテリーが無くなりました。
ということで、本体のみで5時間使えるというのはかなり控えめな表現で、ボリュームが小さめなら実際は6時間強の運用も可能なイヤフォンでした。
アプリのイコライジングは、プリセットと全てのパラメータを自由にセットできるカスタムが選べます。
イコライジング次第で聴こえ方も相当変わりますので、好みの設定にしましょう。
ワイヤレス充電もしっかり使えました。
また、本体のバッテリーがなくなった状態で10分充電してみたところ、私の環境ではスペック通りそこから1時間以上使えました。
競合他社との特徴比較
さて、ここまでは本商品の特徴とその検証をしましたが、ここからは別の競合製品ではなく何故このイヤフォンを購入したのかについて紹介します。
記事公開時、Soundcore Life Note 3Sとほぼ同じ価格帯のインナーイヤー型は、以下の二つでした。
一つは、JBL WAVE FLEX
もう一つは、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSです。
Anker Soundcore Life Note 3Sとそれぞれを比較した表を作りましたので、それを見ながら特徴を確認しましょう。
まずは本体のみの使用時間です。カタログスペックだけを見ると、JBL WAVE FLEXが頭ひとつ抜けているのがわかります。
対してケース使用時の時間になるとAnkerが最長なようです。
迫力ある低音を聴かせるドライバーサイズですが、1番大きかったのは SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSでした。
ただ、ドライバーが大きければ良いのか?というとそうでもありません。それぞれアプリで好みのイコライジング・音作りができると思うので ここは参考程度で良いと思います。
ハイレゾ対応はSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのみとなっています。
SOUNDPEATSの詳細ページを見ると、インナーイヤー型でハイレゾ対応は世界初とのことで、そこに魅力を感じる人はこちら一択となるでしょう。
ただし、iPhoneなどのiOSデバイスには非対応とのことですので、その点は注意が必要です。
ワイヤレス充電はAnker Soundcore Life Note 3Sのみ対応。
急速充電はJBLが1番高機能で、10分の充電で2時間の音楽視聴が可能、次いでAnkerで10分充電1時間視聴可能となりました。
保証期間はAnkerの18ヶ月が最長となっておりますが、他2社も12ヶ月保証があるので必要充分ではあると思います。
価格帯はご覧の通り、Anker Soundcore Life Note 3Sが最安でした。
どの内容を重要視するかは人ぞれぞれだと思いますが、 私はワイヤレス充電と急速充電、保証期間、そして価格からAnkerにしました。
Soundcore Life Note 3Sの良い点・悪い点
最後に実際に使い込んで感じた本商品の良い点・悪い点を紹介します。
良い点
まず良い点ですが、インナーイヤー型としては音質は充分と感じました。
またイコライジング機能が優秀で、デフォルト設定から変えると流れてくる音の印象がかなり変わります。
ケースはプラスチック製ですが、マッドな仕上がりになっており他のものに比べ高級感を感じました。
音漏れも検証してみました。iPhoneだと音量レベルが無音から4段階目であれば、電車で隣に座っている距離でも音漏れは感じませんでした。
悪い点
対して少し残念に感じた点ですが、装着すると想像以上に大きく感じます。
しっかり耳に押し込まないと落ちそうで不安に感じました。 ただ、押し込んでしまえば軽いランニング程度なら問題なさそうです。
ちなみにアプリ初回起動時に表示があったのですが、 耳に入れた後に上方向に回すのが正しい装着方法とのことでした。
また、本商品は複数デバイスに同時接続できるマルチポイントは非対応です。
尚、私が調べたところ同価格帯のイヤフォンにも本機能はありませんでした。あればあったで便利だと思いますが、私の場合会社の端末と自分のiPhoneを繋ぎなおすくらいでしたので、重要ではないと考え割り切りました。
インナーイヤー型なのでノイズキャンセリング機能はありません。そのため、外音取り込み機能もありません。
イヤフォンを外すことで、自動で音楽が停止する機能もありません。
このように万能なイヤフォンというわけでもありません。ただし、2〜3万円するものでもありませんのでこれは値段からしたら当然と言えるでしょう。
私自身、本商品は仕事中のオンライン会議や作業中のBGM・ラフな動画視聴用に購入しました。それら用途でコスパの良いインナーイヤー型イヤフォンを探しているなら、おすすめの商品だと思います。
Anker商品でも唯一のインナーイヤーイヤフォン、皆様も購入を検討されてみては如何でしょうか?
機能とコスパでインナーイヤー型イヤフォンを選ぶなら
Soundcore Life Note 3Sは、インナーイヤー型イヤフォンの競合と比べてもコスパの優れたおすすめ製品です。同価格帯ではワイヤレス充電に唯一対応している点と、イコライジング機能がGoodでした。