さて、皆様はどのように自身の会社の名前やサイトの名前を決められましたか?
なるほど、このページに行き着いたということは、それらで絶賛迷っていらっしゃるようですね。
会社の名前やサイト名は「顔」になる存在です。
あなたの知らないところで、あなたの社名やサイト名は一人歩きし、見込み顧客を連れてきてくれるかもしれません。
ですので、(時には大切だとは思いますが)軽い思いつきや勢いだけで決めていいモノではありません。
ただし、時間をかけすぎてもいけません。
と言うのも、会社名やサイト名が決まらなければWebサイトを立ち上げるためのドメインすら取得できないからです。
こちらのページでは、皆様の会社名やサイト名のネーミングのヒントになる要素を紹介したいと思います。
ここにあるものが正解とも限りませんが、私自身の経験含め、なるべくお役に立てるような項目を選りすぐっております。
少しでもここの情報がネーミングのヒントになれば嬉しいです。
まずは端的に結論から!ネーミングに重要なこと
- 存在意義を表現したネーミングであること
- 端的な表現となっていること
- そのネーミングで競合やポピュラーな存在がいないこと
- グローバルに進出しても違和感がないこと
- ドメインに置き換えた際に取得できる状態であること
全てを同時に実現することは難しいと思いますが、極力多くの項目をクリアするネーミングにすると良いでしょう。
それでは、以下より一つずつお話しいたします。
事業やサイトの存在意義を表現したネーミングであること
あなたが起業されたりサイトを作ろうと思ったからには、何かしら「◯◯で人の課題を解消したい」(ペインの解消)、もしくは「◯◯で喜びを増幅させたい」(ゲインの増幅)と思って行動に移されたのだと思います。
であるのなら、その思いをしっかり内包したものにするべきです。
先に触れた通り社名やサイト名は、あなたのいない場所でも話題に上り時にあなたの知らない人が熱量高く紹介(セールス)してくれるかもしれません。
例えば、皆様は株式会社おくりバントという会社をご存知でしょうか?
彼らはインターネットの広告事業などを手がけています。
ふざけた名前だと思うかもしれませんが、彼らのサイトにはこのように書かれています。
私たちは、自己犠牲の精神で、お客さまを得点圏までおくることを最大のミッションにした広告会社です。「いまだかつてない」をモットーにあの手この手のクリエイティブで夢とロマンを実現いたします。
https://www.okuribunt.com/
ただし、出塁と本塁生還はお客さまにお任せします。世の中のセンターにタイムリーヒットを放ちましょう。ホームベースでお待ちしております。なんちゃって。
しっかりと思いが込められていますよね。
そして、だからこそ私は何も繋がりのない彼らではあるものの、ここでおくりバントさんの社名を出しました。
これも一つのセールスでしょう。
しっかりと事業やサイトで実現したいことをネーミングに込めること、おすすめします。
端的な表現となっていること
例えあなたの思いが内包されているネーミングであったとしても、ものすごく複雑で冗長な名称でしたら、それは相応しいとは言えません。
例えば、タイの首都バンコク。
正式名称は「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」だそうです。
この名称にも、とても深い意味はあるのでしょう。
ですが、日本人からすると何一つわかりません。
ちょっと極端な例だったかもしれませんが、あなたが熱い思いを持って設立した会社やWebサイトの名前も、長すぎれば読むことも口に出すこともないでしょう。
人が自然と口に出せるくらいの端的な表現にした方が良いと言えます。
そのネーミングで競合やポピュラーな存在がいないこと
いくら思いがあり端的な表現であったとしても、端的故に既に大多数に認知されている競合や類似企業・サービスがあるかもしれません。
これではその名称にする意味はありませんよね。
意味がないどころか商標登録されており、場合によっては訴訟リスクもあるかもしれません。
これらリスクを考えますと、事前にそう言った存在がいないかどうかネーミングを決める前に調べておくべきです。
商標登録や意匠登録は、独立行政法人 工業所有権情報・研修館さんが運営されてます下記サイトで調べることができます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp
名前を決める前に、必ずチェックしましょう。
グローバルに進出しても違和感がないこと
これは、大前提グローバルに進出する可能性がないのであれば気にすることはありません。
ただ、どのような商品やサービスであってもその可能性は否定しきれないと思います。
ましてやWebサイトであれば、あなたができるできないに関わらずテクノロジーの力(Google翻訳などの機械翻訳の力)で自動的にグローバル進出の機会が訪れるかもしれません。
これは、とてつもないビジネスチャンスを生む可能性があります。
にも関わらず、社名やサービス名・サイト名でその機会を逸脱するのは惜しいですよね。
私の知人の会社でも、越境ビジネスを展開するために日本国内で一生懸命ブランディングしてきた社名を変える判断をした例は複数あります。
これは、本当に泣く泣くの判断だったと思います。
そのようなことを避けるためにも、予め海外展開でも違和感のないネーミングにしておきましょう。
話者の多い順で言うと英語>中国語>スペイン語>フランス語だそうです。
それに続いて、アラビア語>ロシア語>ドイツ語>ポルトガル語>ヒンディー語>そして10位に日本語なんだとか。
どこまで調べるかは難しいですが、少なくとも冒頭の4つの言語くらいでは「〇〇(←つけようと思っている名称) 英語」などでGoogle検索をしてみるべきです。
ひょっとしたら、何かしらの蔑称やスラングかもしれません。
例えば、、、う〜ん、幾つか例は思い浮かぶのですが、ちょっと憚られる内容にもなるため止めておきます。
ともかく、事前に話者の多い言語での検索は調べておきましょう。
ドメインに置き換えた際に取得できる状態であること
とても素敵なネーミングを思いついたなら、その名称でドメインも取得したいですよね。
ただし、ひょっとしたらその名称では既にドメインを取得されてしまっているかも知れません。
インターネットの知識に明るいユーザーを想定顧客とされている場合、社名やサービス名・サイト名はドメインと一致させておいた方がユーザーもサイトへアクセスしやすいでしょう。
色々なサイトで、ご自身の希望するドメイン名が取得できるかどうか調べることができますが、上記さくらインターネットさんのサイトでも調べることができます。
気になった名称をドメインに置き換えた場合、既に他の人に取得されてしまっていないか上記から調べておくと良いでしょう。
以上となります。
ここまでの内容が皆様のネーミング検討のちょっとしたヒントになったなら嬉しいです。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました!
いったいどんなことに注意すればいいんだミン?